失敗しないデータ移行

データ移行は脇役ではない

様々なプロジェクトにおいて、データ移行は脇役的な位置づけになっているケースが多々見受けられます。 しかし、移行に失敗しサービス・イン出来なかったプロジェクトも多数あります。データ移行はプロジェクトの成否を左右する、重大なタスクなのです。

しかし、プロジェクトの花形は「業務ソリューション」側で、業務要件にマッチした機能を開発するべく、多数の予算や工数が割り当てられます。一方でデータ移行はプロジェクト中盤以降にようやく着手されはじめ、しかも他業務と掛け持ちの体制しか敷かれず、プロジェクトのトラブルになるケースが多いのです。

ITシステムというのは、インフラ環境やプログラムを用意しただけでは動きません。マスタデータやトランザクション(過去データや仕掛り中データ)が正しく設定されていなければなりません。よって、データ移行はシステムが稼働するための必須要素なのです。

本稿では、データ移行に失敗しないための計画の仕方や、プロジェクトの進め方について述べていきたいと思います。

また、データ移行の上位タスクに「システム移行」や「ビジネス移行」があります。システム移行は、ITシステム全体を現→新へ移行すること、ビジネス移行は業務全体を移行するための段取りを指しますが、ここでは対象としていません。しかし、実際のプロジェクトではこれらが整合性の取れたものでなければなりません。

>>第1回 早期から移行に着手する理由

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